本屋でレジが進むのが遅いと店員に向かってキレ散らかすおじさん。
電車で他の人を押しのけて座ろうとするおばさん。
歳を取れば取るほど、自分本位になっていく人々。
いわゆる、「老害」という現象である。
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人はなぜ老害になるのか?
それは残りの人生が短いことを意識し始めるからではないだろうか。
自分が一週間後に死んでしまうと考えてみてほしい。
他の人の都合など無視して、自分がやりたいことをやるのではないだろうか。
老害にも同じことが起きている。
歳をとるにつれて、死を意識するようになると、人は自分本意に生きるようになるのである。
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みんなもっと老害になるべきだ。
レジで喚き散らかすのはみっともないが、若者は自分の心に蓋をしすぎなのではないだろうか。
他人の都合を優先して、自分の気持ちは後回しにしていないだろうか。
もっと自分本意に生きて良い。
早く老害になろう。
自分の人生が有限であることを今すぐに自覚しよう。
死を意識して初めて、自分本来の人生を歩むことができる。
他人の道具になるな。
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参考になった本
「死を意識して生きる」ハイデガーの哲学についてわかりやすく解説した本
あした死ぬ幸福の王子 ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」 [ 飲茶 ] 価格:1650円 |
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