クリエイティブな仕事をしたいのなら、「裁量」が必須である。
アイディアを出すだけ出して、形にすることが許されないのなら意味がない。
職種がマーケターだろうと、ゲームプランナーだろうと、裁量がないなら自分のアイディアを形にすることはできない。
結局は、誰かが決めたことをやることになる。
逆に、裁量があればどんな職種だろうとクリエイティブになれる。
営業だろうと人事だろうと、自分で決めたことを実行することが許されるのなら、いくらでも創意工夫する余地がある。
だから、クリエイティブなことをしたいなら「職種」よりも「裁量」にこだわるべきだ。
裁量があって初めてクリエイティブになれる。土台に裁量があるのであって、逆は成り立たない。
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2年間大企業でゲームプランナーをやって、本当に裁量が重要であると痛感した。
職種にどれだけクリエイティブなイメージがあっても、実際の仕事で創意工夫する機会があるわけじゃない。
ありとあらゆるものが上の人のチェックを受ける。
上から降りてきたものを期日通りに作る毎日。
どこがクリエイティブなのか?
職種のイメージに惑わされないでほしい。
極端な話、勤務時間中にゲームを作ることが許される環境であれば職種はなんでも良いはずだ。
勤務時間中に自由にゲームを作っているということが重要なのであって、「ゲームプランナー」になる必要はない。
自分の職種という「名詞」ではなく、一日の中で何に時間を割いているかという「動詞」が重要なのだ。
職種にこだわるな。裁量にこだわれ。
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