何かを決断するための判断基準は重要なもの2つに絞り込む。それ以外は切り捨てること。
***
何かを決める時には複数の基準が出てくる。
例えば、転職だったら以下のような基準が考えられる。
やりがい・年収・社風・ワークライフバランス・知名度 etc.
全ての基準を高水準で満たすことは不可能だ。
だから、先に自分の中で最も重要な基準を2つに絞り込むようにする。
絞り込むためには、理想の姿を明確にすること。
例えば僕だったら、毎日夢中になって働く、家族と夜ご飯を食べるという理想がある。
なので、重要な基準はやりがいとワークライフバランスの2つということになる。
あとは、絞り込んだ基準を満たす企業を選べば良い。
他の基準は妥協する。年収も欲しい、会社の知名度も欲しい、となったら決断できない。
***
仕事においても同じことが言える。
スピーディーに決断が求められるリーダーは、自分の中に明確な判断基準を持っておかないといけない。
僕はプロジェクトのリーダーを初めて任された時に、関わる人全員の利害を調整しようとして、何も決断することができなかった。
デザイン職は見た目にこだわるし、プログラマーは実装のしやすさにこだわるし、プロデューサーは売上にこだわる。
リーダーとしてみんなの意見にしっかり耳を傾けることが大事だと思っていたけど、そうではなかった。
僕がやるべきだったのは、判断基準を持つことだった。
例えば、「売上が上がるか」と「納期に間に合うか」という2つの基準を先に絞り込んでいれば、もっと素早く・迷わずに決断できたはずだ。
***
まとめ
人生のあらゆる決断で自分の判断基準に優先度をつけて明確にすること
全てを満たそうとしないこと
判断基準を持つために理想の姿を明確にしておくこと
***
参考になった本
自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術 [ ちきりん ] 価格:1540円 |
コメント