自分が考えたゲームを世に出す、自分のアイディアを形にしたいからゲームプランナーになりたい、と考えている就活生の君へ、ゲーム会社に入るのはやめておいた方がいい。
大企業に入って自分の作りたいゲームが作れる可能性は限りなく低い。
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▪️ゲームプランナーの主な仕事内容一覧
⚪︎進捗管理
→ゲームを期日通りに作れるかを管理する。進捗に遅れがないかを日々色んな人に確認する。
⚪︎ディレクター・プロデューサーとの折衝
→実装する内容のすり合わせ。画面一つとっても、自分の判断で何かを作ることはできない。必ず上司の承認が必要。
⚪︎プログラマーやデザイン職との折衝(納期や発注内容のすり合わせ)
→実装内容にプロデューサーの許可が降りたら、プログラマーに内容を説明して作ってもらう。必要な素材をデザイン職に発注する。
プログラマーとデザイン職の橋渡し役もプランナーが担う。
例えば、デザイン職から「画面全体のバランスを良くしたいから、〇〇ボタンを押した時はキャラクターを画面から消したいけどできるの?」みたいな確認が来たら、プログラマーにできるかどうかの確認を取る。
ディレクター・プロデューサーに承認を取った内容に変更を加えるなら、報告を忘れずに。
報告して承認が降りなかったら、それをデザイン職やプログラマーに説明するのもプランナーの仕事だ。
文句を言われても耐えよう。君の仕事は、プロデューサーが作りたいものを作ることだ。
⚪︎モニタールーム(バグがないかの確認をしてくれる人たち)との折衝
→ゲームを実装したら、必ずデバッグと呼ばれる作業が発生する。
「〇〇ボタンを押したらキャラクターがジャンプすることをチェックしてください」「薬草を購入したときにお金がちゃんと減ってるかチェックしてください」みたいなチェック項目が書かれた資料を作ってモニタールーム渡すのもプランナーの仕事。
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ゲームプランナーの仕事はみんなが想像しているようなキラキラした仕事では決してない。
ゲームのアイディア出しをする機会は年に一度あるかないかだ。
大企業では上から降りてきたものを期日通りに作ることが求められ、日々の業務は地味な管理・調整業務が占める。
仮にコンペなどで運良く自分の企画が通ったとしても、ディレクターやプロデューサーのチェックの後には全く違うものに変貌を遂げる可能性が高い。
本当に自分が考えたゲームを作りたいのなら、会社に入らずに趣味で作った方が良い。
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